それは、突然の出来事だった。
高校卒業間近の一月下旬、事件が起った。
世界的な大不況と就職難、俺の両親の死。
そして、最愛の彼女との別れ。
その時の俺は、とても、激しく絶望していた。
そんな時、俺の元に、一人の少女が現れる。
その少女の名は、クリス。
クリス・レッドクイーン。
イギリス人と日本人のハーフであり、言われなければハーフとは分からないくらい、日本人特有の大和撫子的な美人な顔立ちをしていた。
だが、俺はこの少女に強い違和感を感じた。
むしろ、デジャウ゛ーって言っても言いかもしれない。
ただ、一つ言える事は、俺とクリスは絶対にどこかで会っている。
そして、恋人の様な深い仲まで行ったような気がする。
いや、絶対に、そうに決まっている。
俺は、そんな不思議な違和感やデジャウ゛ーを感じながら、クリスと付き合う事になった。
そう、これから始まる何者かの深い陰謀に嵌り込むとは知らずに・・・
この時の俺は、全く気付いていなかったのだった。
クリス『やっと、見つけた・・・』
クリス『私だけの人・・・』
クリス『今度は、絶対に逃がさないからね・・・』
クリス『うふふふっ・・・』
プロローグ/完