~ニートの自宅~
それは、突然の出来事だった。
私は、いつものようにニートの自宅を訪ねてみると、ニートはエロゲーの真っ最中だった。
おまけに、私が部屋に入ったのも気付かずに、ニートは未だに股間丸出しでエロゲーをしている。
なんか、ティッシュの量が異常な程、消費しているなぁ・・・
これからは、ニートの差入は大量の箱ティッシュにしようかしら?
私が、そんな風に心の中で思っていると、私の目の前でニートが唐突にオ〇ニーを始めた。
私は、ニートが一人でしているのを初めて見た。
産まれて初めて見た。
しかも、ニートはかなり手慣れているようだ。
私は、ニートに気付かれないように、ニートが抜いている場面を見ていると、ニートが自分の欲望を大量に発射する。
そして、大量のティッシュを私の目の前で消費していき、ニートの白い液が詰まったティッシュをニートがゴミ箱に捨てたのだった。
ニート『・・・』
クリス『・・・』
ニート『あれ、お菓子がない?・・・』
ニート『どこにいった?・・・』
なんか、ニートが持参していたお菓子を探している。
さすがに、抜いた後だからカロリーを消費したみたいだね・・・
私は、ニートが抜いている時に床に落としたお菓子を拾い、さりげなく無言でニートに渡す。
すると、ようやくニートが私に気付き、激しく脅え始めた。
いや、そんなに脅えなくて良いから・・・
私、何もしないからさ・・・
私は、股間丸出しで脅えているニートを優しく笑顔で抱き締めると、ニートが徐々に私を見て脅えるのを止める。
その後、私は笑顔でニートに挨拶をしたのだった。
クリス『こんにちは、ニート♪』
クリス『今日も、お盛んだね♪』
ニート『あ、ああ・・・』
ニート『こんにちは。クリス・・・』
私は、ようやく落ち着いたニートに、私は笑顔で挨拶をする。
すると、ニートは戸惑いながらも、私に挨拶を返してきた。
多分、私がニートが抜いている時に来たから、かなり、驚いているんだね。
うん。そうなんだよね?
私は、自分の中で完結させると、ニートが露出させている股間を擬視する。
さすがに、抜いた後だから、かなり萎んでいるなぁ・・・
でも、この萎み方はおかしいわね・・・
一体、何発抜いたのかしら?
私が、ニートの股間を擬視していると、ニートが私の目の前で乱れていた衣類を整える。
その後、ニートはおもむろに立ち上がって、トイレへと向かったのだった。
それから数分後、ニートがトイレから戻り、私と合流する。
すぐに、ニートは持参していたドリンクを私の目の前で飲み、水分を補給する。
今、ニートが飲んでいるのは、いつもの近くにあるコンビニで購入している安物のジュース。
いくら、安いからと言って、一日にどれだけ飲んでいるんだろう?・・・
ふと、私が心の中で疑問に思っていると、珍しくニートが私に抱きついてきた。
クリス『ニート?・・・』
クリス『なんか、珍しいね・・・ニートから私に抱きつくなんて・・・』
クリス『どういう風の吹き回しなのかしら?・・・』
ニート『・・・』
私が、戸惑いながらもニートに問掛けると、ニートは真剣な表情で私の事を見つめてくる。
そして、おもむろに私の唇にキスをすると、ニートが私にあるお願いをしてきた。
ニート『なぁ、クリス』
ニート『どうしても、お前に頼みたい事があるんだが良いか?』
クリス『な、何?・・・』
ニートが、おもむろに私の髪を優しく撫で、真剣な表情で私に話しかけるニート。
今のニートは、顔だけは完璧なんだけど、服装は全く駄目だ。
たとへ、ムードがある場面とはいへ、私的には服装を整えてから迫ってほしい。
出来れば、そうしてほしい。
ニートは気付いていないかもしれないけど、さりげなく自分の肉棒を抜刀していて、更には、ベランダからニートのお兄さんと紅葉さんと楓さんが、私達の様子を堂々と覗いている。
私、こんな時、どうすれば良いんだろう?
私、どうすれば良いのか、全く分からない。
一体、私はどうすれば良いんだろう?
私が心の中でそう疑問に思っていると、ニートがベランダからニートのお兄さん達に覗かれているのにようやく気付く。
そして、窓やカーテンを閉め、室内を完全な密室にし、そのまま私の元に戻ってきた。
ニート『なぁ、クリス』
ニート『当分、どこか遠くに行って、現実逃避したいんだが』
ニート『どこか、良い所を知らないか?』
クリス『・・・』
ニートが、じっと私の顔を真剣な表情をしながら、私の事を頼ってくる。
正直な所、ニートが私を頼ってくれるのは物凄く嬉しい。
でも、フル〇ンのままで私を頼られても、私は非常に困る・・・
そこで、私はニートにある提案をした。
それは、ニートにとっては違う意味で酷かもしれない要求だった。
クリス『一応、良い所はあるけど、その代わり条件がある』
ニート『条件?・・・』
クリス『そう。いくつかの条件をクリアする事で、私はニートの事を助ける事が出来る』
クリス『もし、ニートがその条件を飲んでくれるのなら、わざわざ、現実逃避しなくても良いように私が配慮してあげる』
クリス『ふふふっ、どうするの?』
クリス『私の条件、ニートは飲んでみる?』
ニート『・・・』
しばらくして、私が沈黙を続けるニートの出方を伺っていると、ようやく、ニートが口を開く。
そして、私に対してニートはこう言った。
ニート『それで、俺は何をすれば良いんだ?』
ニート『俺に出来る事があるなら、俺は何でもするぞ』
クリス『・・・』
ニートが、何かを決意したように私に向かって言い放つ。
だが、私はニートのこの言葉に唖然としていた。
ニートって、かなり天然なのね・・・
もう、仕方ないなぁ・・・
クリス『今すぐ、パンツとズボンを履いて』
ニート『え?・・・』
クリス『今のニート、ニートのお兄さんみたいになってて、なんか嫌・・・』
クリス『今すぐ、正装に着替えてくれたら、ニートの事を助けてあげる』
ニート『・・・』
すると、この私の言葉が自分の胸に突き刺さったのか、ようやく、ニートが私に言われた通りに正装に着替える。
そして、私はニートと一緒に室内やベランダに誰もいないかを確認すると、私はニートを私の自宅に招く事にした。
多分、この時からだろうか?
私が、今まで抱いていた野望を実現する為に、ひたすら奔走し始めたのは・・・
以前は、ニートに逃げられたりしたけど、今度こそはニートを絶対に逃さない。
そう、私は心の中で強く決心したのだった。
しばらくして、ニートが正装に着替終えたので、私は、ニートを自宅に招く為に、ニートの部屋からニートを連出そうとする。
だが、私がドアを開けた瞬間、全裸のニートのお兄さんが仁王立ちしていた。
思わず、私は慌ててドアを閉める。
すると、何事かと思ったニートが私同様にドアを開けると、私と同じ結果になった。
ニート『なぁ、クリス・・・』
クリス『何かしら?』
ニート『もう、こんな現実嫌だ・・・』
ニート『今すぐ、どこかに現実逃避したい・・・』
ニート『現実逃避したい・・・』
クリス『・・・』
私達は、思わず沈黙してしまった。
さすがのニートも、力なく膝まついて泣き始めていた。
私は、ニートを優しく抱き締めると、ニートが私に力強く抱きついてくる。
私的には、この展開は逆が良い。
わがままかもしれないけど、私からしたら逆が良い。
そう私が今のだらしなく泣いているニートを見ながら思っていると、私の背後から私達の元にある人物が近付いてきた。
私は、思わず背後を振り向くと、その相手は体をビクンと震わせた。
クリス『あら? どうかしたの?』
クリス『何か、御用かしら?』
楓『あ、あの・・・ちょっと、お兄ちゃんに用があって・・・』
ニート『俺に?・・・』
楓『うん。お兄ちゃんが困ってるみたいだから、助けてあげようと思って・・・』
ニート『物凄く有難い!』
すると、ニートが喜びのあまり、私の体から離れて目の前にいる彼女を抱き締める。
一方の彼女は、嬉しそうに顔を赤めらせていた。
ああ、この子もニートに惚れてたんだったな・・・
私が言うのはなんだけど、ニートのどこが良かったんだろうか?・・・
ただ、自宅で毎日エロゲーしているだけなのに・・・
とりあえず、私はこの子が来た理由を聞いてみる事にする。
この子なら、何か策があるかもしれない。
そう思いながら、私は彼女に質問をした。
クリス『それで、どうやって助けるの?』
クリス『何か、策でもあるのかしら?』
私が、期待と不安の要り混じった顔をしながら彼女に質問する。
すると、この私の質問に彼女はこう答えた。
楓『は、はい・・・方法はあります・・・』
楓『でも、それをしたら、お兄ちゃんだけでなく、お姉ちゃんにも嫌われるかもしれません・・・』
楓『それでも、私はお兄ちゃんの為なら何でもしますよ・・・』
クリス『そ、そうなんだ・・・』
この子、本気だ・・・
何か、やる気だ・・・
本気でニートに惚れてるみたいね・・・
でも、何でニートはこの子と付き合わなかったんだろう?
見た目も性格にも、問題ない。
むしろ、揃いすぎている。
それに、ニート好みの爆乳の美少女だ。
なのに、どうして?
何で、この子はニートに選ばれなかったんだろう?
私は、ふと、その事を疑問に思ってしまった。
楓『あ、あの・・・お兄ちゃん・・・』
楓『してきても、良いですか?・・・』
ニート『ああ。まずは、内容を聞かせてくれ・・・』
ニートが、彼女から渡されたハンカチで涙を拭くと、彼女にハンカチを返した。
そして、彼女は驚くべき物を懐から取り出したのだった。
楓『ええっと、これを使って、リア充兄さんとお姉ちゃんを始末します・・・』
ニート『ちょっと、待てや!?』
楓『きゃあっ!?・・・』
ニート『つうか、どこで手に入れた!?・・・』
楓『え?・・・普通に、ヅラ商店で購入したけど・・・』
ニート『・・・』
クリス『・・・』
私は、彼女が懐から出した物を見て、私は思わず驚いてしまった。
何で、この子ベレッタ持ってるのよ・・・
しかも、サイレンサー付きで・・・
楓『あ、あの・・・駄目ですか?・・・』
ニート『ああ』
クリス『私もそう思う・・・』
楓『そうですか。残念です・・・』
彼女が、か弱く上目遣いで、悲しそうにニートの顔を見つめてくる。
ああ、なんて男殺しの仕草なんだろう・・・
私も、ニートの前で試してみようかしら?
すると、耐えきれなくなったニートは、彼女に違う案はないか?と聞いてくる。
このニートの問掛けに、彼女は嬉しそうにニートに向かってこう答えた。
そして、またしても危ない物を出した。
楓『あの・・・これなら、良いですか?・・・』
ニート『良い訳けないだろ!』
楓『きゃあっ!?・・・』
クリス『・・・』
彼女が、ポケットから取り出した物。
それは、ヒ素とトリカブトだった。
私は、思わず実感してしまった。
ニートが、この子を選ばなかったのは正解みたいね・・・
でも、この子・・・
かなり、ニートに惚れてるみたいだから、自分好みに調〇すれば良かったのに・・・
なんで、それをしなかったんだろう?
やっぱり、この子のお姉さんが原因なのかな?・・・
そう私が疑問に思っていると、ニートが彼女からベレッタとヒ素とトリカブトを没収した。
そして、ニートは彼女を私に抱き締めさせると、自分のポケットから携帯を取り出す。
それを見て、何かに脅える彼女。
ああ・・・
なんか、犯罪者になった気分ね・・・
ニート、早く終らせてほしいなぁ・・・
楓『あ、あの・・・お兄ちゃん?・・・』
ニート『少し、黙っててくれないか?』
ニート『黙っててくれたら、何もしないで済む』
楓『う、うん・・・』
クリス『・・・』
そう彼女に真剣な表情で言うと、ニートは誰かに電話をかける。
そして、ニートは電話が繋がるやいなや、その人物にクレームを言った。
ニート『紅葉、俺だ。ニートだ』
ニート『今すぐ、俺の部屋の前にいるリア充兄さんをどけてくれないか?』
ニート『俺達、出掛けようにも、出掛けられないんだが・・・』
紅葉『ああ、分かったわ』
紅葉『今から、どけるわね』
紅葉『それと、今すぐそこにいる私だけの楓を返してくれたら、物凄く嬉しいんだけどな・・・』
紅葉『なんか、人質にされてるみたいで、物凄く嫌なんだけど・・・』
ニート『それは、構わない』
ニート『むしろ、お前の自室で監〇調〇しとけ』
ニート『また、俺の部屋に危ない物を持ち込んできたから・・・』
楓『・・・』
クリス『・・・』
確かに、そうよね・・・
危ない物を持ち込んでるわね・・・
紅葉『はいはい、分かったわよ・・・』
紅葉『あんたの言われた通りに、私好みに監〇調〇しとくわよ・・・』
紅葉『今度は、大丈夫だと思うけど・・・』
紅葉『また、私の妹が迷惑掛けたわね・・・』
ニート『良いって。誰かに似て、頭がおかしくなってるだけだし』
ニート『とりあえず、楓達のこと頼むぞ』
紅葉『分かったわ。なんか、引っ掛かったけど、気にしないでおくわ・・・』
ニート『それじゃあな』
紅葉『またね』
そう言うと、ニートは電話を切った。
楓『お兄ちゃん・・・酷い・・・』
ニート『酷いのは、お前の頭だ・・・』
楓『うううっ・・・お兄ちゃんの意地悪・・・』
ニート『なんとでも言え』
クリス『・・・』
しばらくして、彼女のお姉さんが私達のいる部屋に訪ねてきた。
彼女のお姉さんは、すぐさまニートのお兄さんを片付け終え、更には嫌がる妹さんを無理矢理ニートから引き離した後、私達の前から去った。
なんか、台風みたいな人だったなぁ・・・
まあ、これで出かけれるから、良いか・・・
こうして、ようやく、私達はニートの部屋から出ることが出来、ニートの自宅を後にする。
その後、私達は私の自宅に向けてニートの運転する車で移動したのだった。
クリスの野望/完