クリスの野望 ★1
~ニートの自宅~

それは、突然の出来事だった。

私は、いつものようにニートの自宅を訪ねてみると、ニートはエロゲーの真っ最中だった。

おまけに、私が部屋に入ったのも気付かずに、ニートは未だに股間丸出しでエロゲーをしている。

なんか、ティッシュの量が異常な程、消費しているなぁ・・・

これからは、ニートの差入は大量の箱ティッシュにしようかしら?

私が、そんな風に心の中で思っていると、私の目の前でニートが唐突にオ〇ニーを始めた。

私は、ニートが一人でしているのを初めて見た。

産まれて初めて見た。

しかも、ニートはかなり手慣れているようだ。

私は、ニートに気付かれないように、ニートが抜いている場面を見ていると、ニートが自分の欲望を大量に発射する。

そして、大量のティッシュを私の目の前で消費していき、ニートの白い液が詰まったティッシュをニートがゴミ箱に捨てたのだった。

ニート『・・・』

クリス『・・・』

ニート『あれ、お菓子がない?・・・』

ニート『どこにいった?・・・』

なんか、ニートが持参していたお菓子を探している。

さすがに、抜いた後だからカロリーを消費したみたいだね・・・

私は、ニートが抜いている時に床に落としたお菓子を拾い、さりげなく無言でニートに渡す。

すると、ようやくニートが私に気付き、激しく脅え始めた。

いや、そんなに脅えなくて良いから・・・

私、何もしないからさ・・・

私は、股間丸出しで脅えているニートを優しく笑顔で抱き締めると、ニートが徐々に私を見て脅えるのを止める。

その後、私は笑顔でニートに挨拶をしたのだった。

クリス『こんにちは、ニート♪』

クリス『今日も、お盛んだね♪』

ニート『あ、ああ・・・』

ニート『こんにちは。クリス・・・』

私は、ようやく落ち着いたニートに、私は笑顔で挨拶をする。

すると、ニートは戸惑いながらも、私に挨拶を返してきた。

多分、私がニートが抜いている時に来たから、かなり、驚いているんだね。

うん。そうなんだよね?

私は、自分の中で完結させると、ニートが露出させている股間を擬視する。

さすがに、抜いた後だから、かなり萎んでいるなぁ・・・

でも、この萎み方はおかしいわね・・・

一体、何発抜いたのかしら?

私が、ニートの股間を擬視していると、ニートが私の目の前で乱れていた衣類を整える。

その後、ニートはおもむろに立ち上がって、トイレへと向かったのだった。

それから数分後、ニートがトイレから戻り、私と合流する。

すぐに、ニートは持参していたドリンクを私の目の前で飲み、水分を補給する。

今、ニートが飲んでいるのは、いつもの近くにあるコンビニで購入している安物のジュース。

いくら、安いからと言って、一日にどれだけ飲んでいるんだろう?・・・

ふと、私が心の中で疑問に思っていると、珍しくニートが私に抱きついてきた。

クリス『ニート?・・・』

クリス『なんか、珍しいね・・・ニートから私に抱きつくなんて・・・』

クリス『どういう風の吹き回しなのかしら?・・・』

ニート『・・・』

私が、戸惑いながらもニートに問掛けると、ニートは真剣な表情で私の事を見つめてくる。

そして、おもむろに私の唇にキスをすると、ニートが私にあるお願いをしてきた。

ニート『なぁ、クリス』

ニート『どうしても、お前に頼みたい事があるんだが良いか?』

クリス『な、何?・・・』

ニートが、おもむろに私の髪を優しく撫で、真剣な表情で私に話しかけるニート。

今のニートは、顔だけは完璧なんだけど、服装は全く駄目だ。

たとへ、ムードがある場面とはいへ、私的には服装を整えてから迫ってほしい。

出来れば、そうしてほしい。

ニートは気付いていないかもしれないけど、さりげなく自分の肉棒を抜刀していて、更には、ベランダからニートのお兄さんと紅葉さんと楓さんが、私達の様子を堂々と覗いている。

私、こんな時、どうすれば良いんだろう?

私、どうすれば良いのか、全く分からない。

一体、私はどうすれば良いんだろう?

私が心の中でそう疑問に思っていると、ニートがベランダからニートのお兄さん達に覗かれているのにようやく気付く。

そして、窓やカーテンを閉め、室内を完全な密室にし、そのまま私の元に戻ってきた。

ニート『なぁ、クリス』

ニート『当分、どこか遠くに行って、現実逃避したいんだが』

ニート『どこか、良い所を知らないか?』

クリス『・・・』

ニートが、じっと私の顔を真剣な表情をしながら、私の事を頼ってくる。

正直な所、ニートが私を頼ってくれるのは物凄く嬉しい。

でも、フル〇ンのままで私を頼られても、私は非常に困る・・・

そこで、私はニートにある提案をした。

それは、ニートにとっては違う意味で酷かもしれない要求だった。

クリス『一応、良い所はあるけど、その代わり条件がある』

ニート『条件?・・・』

クリス『そう。いくつかの条件をクリアする事で、私はニートの事を助ける事が出来る』

クリス『もし、ニートがその条件を飲んでくれるのなら、わざわざ、現実逃避しなくても良いように私が配慮してあげる』

クリス『ふふふっ、どうするの?』

クリス『私の条件、ニートは飲んでみる?』

ニート『・・・』

しばらくして、私が沈黙を続けるニートの出方を伺っていると、ようやく、ニートが口を開く。

そして、私に対してニートはこう言った。

ニート『それで、俺は何をすれば良いんだ?』

ニート『俺に出来る事があるなら、俺は何でもするぞ』

クリス『・・・』

ニートが、何かを決意したように私に向かって言い放つ。

だが、私はニートのこの言葉に唖然としていた。

ニートって、かなり天然なのね・・・

もう、仕方ないなぁ・・・

クリス『今すぐ、パンツとズボンを履いて』

ニート『え?・・・』

クリス『今のニート、ニートのお兄さんみたいになってて、なんか嫌・・・』

クリス『今すぐ、正装に着替えてくれたら、ニートの事を助けてあげる』

ニート『・・・』

すると、この私の言葉が自分の胸に突き刺さったのか、ようやく、ニートが私に言われた通りに正装に着替える。

そして、私はニートと一緒に室内やベランダに誰もいないかを確認すると、私はニートを私の自宅に招く事にした。

多分、この時からだろうか?

私が、今まで抱いていた野望を実現する為に、ひたすら奔走し始めたのは・・・

以前は、ニートに逃げられたりしたけど、今度こそはニートを絶対に逃さない。

そう、私は心の中で強く決心したのだった。

しばらくして、ニートが正装に着替終えたので、私は、ニートを自宅に招く為に、ニートの部屋からニートを連出そうとする。

だが、私がドアを開けた瞬間、全裸のニートのお兄さんが仁王立ちしていた。

思わず、私は慌ててドアを閉める。

すると、何事かと思ったニートが私同様にドアを開けると、私と同じ結果になった。

ニート『なぁ、クリス・・・』

クリス『何かしら?』

ニート『もう、こんな現実嫌だ・・・』

ニート『今すぐ、どこかに現実逃避したい・・・』

ニート『現実逃避したい・・・』

クリス『・・・』

私達は、思わず沈黙してしまった。

さすがのニートも、力なく膝まついて泣き始めていた。

私は、ニートを優しく抱き締めると、ニートが私に力強く抱きついてくる。

私的には、この展開は逆が良い。

わがままかもしれないけど、私からしたら逆が良い。

そう私が今のだらしなく泣いているニートを見ながら思っていると、私の背後から私達の元にある人物が近付いてきた。

私は、思わず背後を振り向くと、その相手は体をビクンと震わせた。

クリス『あら? どうかしたの?』

クリス『何か、御用かしら?』

楓『あ、あの・・・ちょっと、お兄ちゃんに用があって・・・』

ニート『俺に?・・・』

楓『うん。お兄ちゃんが困ってるみたいだから、助けてあげようと思って・・・』

ニート『物凄く有難い!』

すると、ニートが喜びのあまり、私の体から離れて目の前にいる彼女を抱き締める。

一方の彼女は、嬉しそうに顔を赤めらせていた。

ああ、この子もニートに惚れてたんだったな・・・

私が言うのはなんだけど、ニートのどこが良かったんだろうか?・・・

ただ、自宅で毎日エロゲーしているだけなのに・・・

とりあえず、私はこの子が来た理由を聞いてみる事にする。

この子なら、何か策があるかもしれない。

そう思いながら、私は彼女に質問をした。

クリス『それで、どうやって助けるの?』

クリス『何か、策でもあるのかしら?』

私が、期待と不安の要り混じった顔をしながら彼女に質問する。

すると、この私の質問に彼女はこう答えた。

楓『は、はい・・・方法はあります・・・』

楓『でも、それをしたら、お兄ちゃんだけでなく、お姉ちゃんにも嫌われるかもしれません・・・』

楓『それでも、私はお兄ちゃんの為なら何でもしますよ・・・』

クリス『そ、そうなんだ・・・』

この子、本気だ・・・

何か、やる気だ・・・

本気でニートに惚れてるみたいね・・・

でも、何でニートはこの子と付き合わなかったんだろう?

見た目も性格にも、問題ない。

むしろ、揃いすぎている。

それに、ニート好みの爆乳の美少女だ。

なのに、どうして?

何で、この子はニートに選ばれなかったんだろう?

私は、ふと、その事を疑問に思ってしまった。

楓『あ、あの・・・お兄ちゃん・・・』

楓『してきても、良いですか?・・・』

ニート『ああ。まずは、内容を聞かせてくれ・・・』

ニートが、彼女から渡されたハンカチで涙を拭くと、彼女にハンカチを返した。

そして、彼女は驚くべき物を懐から取り出したのだった。

楓『ええっと、これを使って、リア充兄さんとお姉ちゃんを始末します・・・』

ニート『ちょっと、待てや!?』

楓『きゃあっ!?・・・』

ニート『つうか、どこで手に入れた!?・・・』

楓『え?・・・普通に、ヅラ商店で購入したけど・・・』

ニート『・・・』

クリス『・・・』

私は、彼女が懐から出した物を見て、私は思わず驚いてしまった。

何で、この子ベレッタ持ってるのよ・・・

しかも、サイレンサー付きで・・・

楓『あ、あの・・・駄目ですか?・・・』

ニート『ああ』

クリス『私もそう思う・・・』

楓『そうですか。残念です・・・』

彼女が、か弱く上目遣いで、悲しそうにニートの顔を見つめてくる。

ああ、なんて男殺しの仕草なんだろう・・・

私も、ニートの前で試してみようかしら?

すると、耐えきれなくなったニートは、彼女に違う案はないか?と聞いてくる。

このニートの問掛けに、彼女は嬉しそうにニートに向かってこう答えた。

そして、またしても危ない物を出した。

楓『あの・・・これなら、良いですか?・・・』

ニート『良い訳けないだろ!』

楓『きゃあっ!?・・・』

クリス『・・・』

彼女が、ポケットから取り出した物。

それは、ヒ素とトリカブトだった。

私は、思わず実感してしまった。

ニートが、この子を選ばなかったのは正解みたいね・・・

でも、この子・・・

かなり、ニートに惚れてるみたいだから、自分好みに調〇すれば良かったのに・・・

なんで、それをしなかったんだろう?

やっぱり、この子のお姉さんが原因なのかな?・・・

そう私が疑問に思っていると、ニートが彼女からベレッタとヒ素とトリカブトを没収した。

そして、ニートは彼女を私に抱き締めさせると、自分のポケットから携帯を取り出す。

それを見て、何かに脅える彼女。

ああ・・・

なんか、犯罪者になった気分ね・・・

ニート、早く終らせてほしいなぁ・・・

楓『あ、あの・・・お兄ちゃん?・・・』

ニート『少し、黙っててくれないか?』

ニート『黙っててくれたら、何もしないで済む』

楓『う、うん・・・』

クリス『・・・』

そう彼女に真剣な表情で言うと、ニートは誰かに電話をかける。

そして、ニートは電話が繋がるやいなや、その人物にクレームを言った。

ニート『紅葉、俺だ。ニートだ』

ニート『今すぐ、俺の部屋の前にいるリア充兄さんをどけてくれないか?』

ニート『俺達、出掛けようにも、出掛けられないんだが・・・』

紅葉『ああ、分かったわ』

紅葉『今から、どけるわね』

紅葉『それと、今すぐそこにいる私だけの楓を返してくれたら、物凄く嬉しいんだけどな・・・』

紅葉『なんか、人質にされてるみたいで、物凄く嫌なんだけど・・・』

ニート『それは、構わない』

ニート『むしろ、お前の自室で監〇調〇しとけ』

ニート『また、俺の部屋に危ない物を持ち込んできたから・・・』

楓『・・・』

クリス『・・・』

確かに、そうよね・・・

危ない物を持ち込んでるわね・・・

紅葉『はいはい、分かったわよ・・・』

紅葉『あんたの言われた通りに、私好みに監〇調〇しとくわよ・・・』

紅葉『今度は、大丈夫だと思うけど・・・』

紅葉『また、私の妹が迷惑掛けたわね・・・』

ニート『良いって。誰かに似て、頭がおかしくなってるだけだし』

ニート『とりあえず、楓達のこと頼むぞ』

紅葉『分かったわ。なんか、引っ掛かったけど、気にしないでおくわ・・・』

ニート『それじゃあな』

紅葉『またね』

そう言うと、ニートは電話を切った。

楓『お兄ちゃん・・・酷い・・・』

ニート『酷いのは、お前の頭だ・・・』

楓『うううっ・・・お兄ちゃんの意地悪・・・』

ニート『なんとでも言え』

クリス『・・・』

しばらくして、彼女のお姉さんが私達のいる部屋に訪ねてきた。

彼女のお姉さんは、すぐさまニートのお兄さんを片付け終え、更には嫌がる妹さんを無理矢理ニートから引き離した後、私達の前から去った。

なんか、台風みたいな人だったなぁ・・・

まあ、これで出かけれるから、良いか・・・

こうして、ようやく、私達はニートの部屋から出ることが出来、ニートの自宅を後にする。

その後、私達は私の自宅に向けてニートの運転する車で移動したのだった。

クリスの野望/完
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