男友「う~、さみい! 冬が来たって感じだな~」
ピンポーン
男「へいへい」
ガチャ
男友「よっ、電話で話した通りミカンのお裾分けに来たぞ」
男「おお、ありがとな。まあ上がれよ」
男友「遠慮なく上がるぜ! って、嘘だろ……! まだコタツ出してねーのかよ!」
男「何だか面倒でさ」
男友「そりゃ、あっという間に一年が過ぎて、またコタツを出すのが面倒だと思う気持ちはよく分かる……でもコタツ出せ!」
男「元気だな」
男友「コタツーコタツー」
男「手伝うなら今出すけど、どうする?」
男友「今日は我慢するわ」
男友「あ、そういえば俺の知り合いが今度引っ越すんだけどさ、お前空いた部屋に入ったら?」
男「は? 何だよ急に」
男友「引っ越せばいいじゃん。大学にも近くなるし、家賃もここと変わらないだろうし」
男「俺はここでいいよ」
男友「え~、何だよ。せっかくの耳寄り情報だったのに」
男「悪いな」
男友「変な奴」
男友「じゃあな。次はコタツ出しとけよ」
男「へいへい。またな」
バタン
男友「外寒っ! 凍え死ぬ前に帰るぞ!」
スタスタ
男友「お、ちょうどエレベーターが上がって来るな」
チーン
男「おっと」
?「あっ、すいません」
男友「いえいえ」
?「失礼します」
トコトコ……
男友「…………。おっと、乗らなきゃ」
ウイーン……
男友「さっきエレベーターから降りて来た子…………可愛かった!」
男友「それだけに惜しい……! 何故……何故あんなにダサいマフラーをしているんだ……!」
男友「いやいや、きっと彼氏からのプレゼントだから使ってあげてるんだな。何て優しい……」
男友「全く、あんなマフラープレゼントするとか、彼氏アホだろ。この寒さで風邪でもひいちまえー」
男「へっくし!」
男「う~、やっぱりコタツ出そうかな……」
男「あ……、あ~あ~。せっかくリンゴでウサギ作ってたのに、クシャミしたから耳が取れた……。まあ、また剥けばいいか」
シャリシャリ……
男「よし、完成~」
男「…………(俺、リンゴでウサギ作るの上手になったんですよ……)」
コンコン
男「はいはーい。……………………えっ!?」
風邪擬人化 完
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