男「ゲホゲホ!(一人暮らしで風邪とか、ついてないな。買い物にも行けない…)」
…コンコン
男「(今、ノックの音が聞こえたような…)」
ガチャ
男「(やっぱり誰もいない…。おや、このスーパーの袋は何だ……?)ゴホッ!!(寒い…とりあえず中に入るか)」
バタン
風邪「……男さん…ごめんなさい…」
男「ゴホゴホ…(清涼飲料水とのど飴…それにうどん……。一体誰が……?…ああ、友か。俺が風邪だって知ってるのはアイツだけだし…)」
男「(礼ぐらい言っておかないとな。電話で……俺、今声出なかったんだっけ。電話じゃなくてメールにするか)」
男「(送信…と。腹へったな…とりあえず、うどん食うか)」
風邪「良かった…食べてくれて…」
男「(ふう、うまかったな)ゲホゲホ!!(もう寝るか…)」
風邪「男さん、風邪薬飲み忘れてる…。治ったら困るけど……。男さん…」
男「ゴホッ!(急に風邪薬の事を思い出したぞ?危うくそのまま寝る所だった…)」
風邪「男さん…良かった。おやすみなさい」
男「ふわ……うっ…!!(まだ喉が痛い…熱もあるし…はあ…)」
風邪「あ、男さんが起きたみたい。でも、まだ体調は悪そう…」
男「(お、友からメールが返って来てるな……)!!!(見舞いには来てないって…?そんな…じゃあこれは誰が…?)」
男「(友じゃないなら、これを持ってきたのは一体誰なんだ…?)」
風邪「どうしよう…。私、男さんを困らせてる…」
男「(何か怖いな。これ、捨てるか…)」
風邪「男さん、ゴミ箱の前で何を…?まさか…」
男「…ゲホゲホ!!(喉痛い……。これを捨てても、俺が買い物に行ける訳じゃないからな…。開封した後もないし、捨てるの止めるか)」
風邪「捨てない…?良かった…。ありがとう男さん…」
風邪「男さん、お見舞いの品を捨てないでくれてありがとうございます…。でも、次からはどうすればいいんだろう…」
男「ゴホゴホ…(食料が無くなった…)」
風邪「早速食べ物が無くなったみたい…。男さんが一人で買い物に行けるくらいに回復しているといいんだけど…」
男「(何か買いに行かないとな)ぐっ…ゴホゴホ!!(体の節々が痛い…。駄目だ、外に出られない……)」
風邪「男さん、外に出る元気さえ無いんだ…どうしよう…。男さん………」
コンコン
男「!? (またノックの音が…!)」
風邪「ど、どうしよう…! じっとしていられなくてつい来てしまったけど、これからどうしたらいいんだろう…」
男「(今、ノックの音が聞こえたよな…?)」
風邪「男さん、中で迷ってる…。確かに、怖くて開けられないですよね。私、さっきから男さんを困らせるような事しかしてない…」
男「(開けるのか…? でも、包丁持った奴や貞子みたいな奴が立っていたら……うわあああ! 無視したい!)」
風邪「私、きっと帰った方がいいんだろうな。せめて食べ物を渡したかったけど…」
男「(無視しようか。でも、ドアにはチェーンも付いてるし、この際思い切って確認してみた方が…)」
…ガチャ
男「………!? (スーパーの袋を提げた女の子が涙目で立ってる?)」
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